孫権・張昭

孫権・張昭 孫権・張昭

孫権・張昭
呉の皇帝孫権と熟練幕僚の張昭だが、孫権の未熟さと張昭の厳格さが相まって喧嘩が絶えなかったという。ある日、北方の公孫淵が呉に帰順すると言ってきた際、張昭は彼の裏切りを懸念し猛反対するが、孫権はこれを聞き流し公孫淵を燕王に封じてしまったため、張昭は激怒し自分の屋敷に籠ってしまう。その後、張昭の予想通り公孫淵が裏切ると、孫権は謝罪のため屋敷に訪れるが、張昭は面会を断り、屋敷から出てこようとしなかった。意地になった孫権は屋敷に火を放ち炙り出そうとするも、張昭はそれでも出てこようとしないため、慌てた孫権は急いで火を消させた。張昭が自身の息子たちに抱えられ、嫌々屋敷から出てくると、孫権は謝罪し、元の鞘に納まったという。
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